北海道名寄市西4条南5丁目27番地
2015.12.20
こんにちは♪
名寄市のちば歯科医院です。
名寄の街にも雪が積もり、気温も下がってきました。
体調を崩さないように皆さん気をつけてくださいね。
今回は「お口の中の免疫力を高める食材」をご紹介します。
免疫力を高める栄養素として3つあります。
1.アミノ酸(タンパク質)
タンパク質の構成単位であるアミノ酸は、体内で合成できないためバランスの良い食事から摂る必要 があります。アミノ酸は細胞骨格を築くために最低限必要なもので、アミノ酸がタンパク質へと変化する過程で、一部は免疫抗体や抗菌酵素に変化していきます。
お肉や魚、大豆や豆腐などの加工食品に含まれています。
2.抗酸化物質
抗酸化物質の代表はビタミンB群・C群で、免疫細胞を活性化させるために最も重要な栄養素です。またポリフェノール群には免疫細胞を老化や障害から守る効果、カテキン群には抗菌効果が期待できます。これらの抗酸化物質を積極的に摂取することで、細胞老化の予防、悪玉菌の減少、組織保護作用が期待できるので免疫力アップにとても有効です。
ごま、豆製品、ブドウ、グランベリー、お茶などに含まれています。
3.ミネラル
魚介類に多く含まれる亜鉛、セレニウム、クロニウムなどの有機ミネラルは、新陳代謝を活発にし肌の健康を保つ作用があります。不足すると免疫細胞の低下につながります。また、ミネラルの1つである亜鉛は、お口の中にも深く関係しており、不足して亜鉛代謝に問題が起きると歯周病が進行しやすくなります。
アーモンド、牡蠣、柿、ほうれんそう、魚介類などに含まれています。
他にもお口の健康に良い食品としては、
きのこ類…椎茸、えのき茸、舞茸など
海藻、ぬめり食品…もずく、わかめ、じゅんさい、モロヘイヤなど
わかめなどにはフッ化物が多く含まれているので、歯を強くする力もあります。
発酵食品…納豆、漬物、ヨーグルト
腸内環境が良くなると、唾液中の抗菌物質の分泌を活発にするので、口内炎予防にも効果があります。
抗酸化食品…ニンニク、玉ねぎ、里芋、グランベリーなど
抗酸化食品は歯周病菌や口臭産生菌に対抗すると言われており、お口の中の環境が向上します。
これらのようにお口の免疫力を高める食材がありますので、バランスよく食事してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2015.11.03
こんにちは♪
名寄市のちば歯科医院です。
タバコはどのようにお口に影響するのでしょうか?
タバコの害というと肺ガンや気管支炎を思い浮かべる方が多いと思いますが、お口の中にも様々なトラブルが生じてしまいます。
タバコの影響
①口臭
舌に粘膜のカス、細菌や食べカスが付着したものを舌苔(ぜったい)といい、この舌苔が口臭の原因の8割を占めていると言われています。タバコを吸うとこの舌苔が付きやすくなるということです。しかも、タバコを吸うと血液の流れが悪くなり、だ液(つば)の量が減少し自浄作用が低下し(お口の中の汚れを洗い流しにくくなること)、口臭が強くなってしまいます。
②味覚・嗅覚の低下
舌苔が沢山付いている舌は、味覚に影響を及ぼしたり、鼻の粘膜がタバコの煙に影響を受け嗅覚が損なわれ食事が美味しく感じられなくなります。これにより刺激のある濃い味付けの物や、高いカロリーを摂取してしまい生活習慣病のきっかけになることもあります。
③プラーク(歯垢)が付きやすい
タールが歯の表面に付くとザラザラになり、プラークが付きやすくなります。プラークはただの食べカスではなく、細菌の塊です。そのままにしておくとむし歯や歯周病になってしまいます。
④出血や歯茎の腫れを発見しにくい
歯周病などで歯茎が炎症を起こすと出血したり腫れたりするので病気にかかったことに気づきますが、タバコを吸うとニコチンが歯茎の血管を収縮させるので、出血や腫れが少なく炎症を発見しにくくなります。そのため気づかないうちに重症化してしまうこともあります。
⑤症状を悪化させる
タバコを吸っているとニコチンやタールなどの有害物質が体の免疫力を低下させ、歯の周りの炎症や、組織の破壊が進行してしまいます。
そのメカニズムは、通常酸素はヘモグロビンと結び付いて全身に運ばれます。ところがタバコを吸うと一酸化炭素が取り込まれます。この一酸化炭素は酸素よりも強くヘモグロビンと結合するため、酸素の歯茎への供給が減ってしまいます。それによって歯茎の細胞が弱ってしまうのです。また、本来は細菌などから体を守っている白血球ですが、ニコチンによって正常な機能を失ってしまい免疫力が低下し細菌を上手に攻撃することが出来ず症状が悪化してしまいます。
このようにタバコは様々なトラブルを引き起こします。口腔がんや歯周病にかかりやすくしたり悪化させたりします。これらの病気を近寄らせないようにするため、歯科医院できちんと治療するためには禁煙が大切なキーワードになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2015.10.11
こんにちは♪
名寄市のちば歯科医院です。
久しぶりの更新になってしまいました。
歯を失うと最も損なわれる機能は下顎の安定性と言われています。
歯が噛み合うとき、下顎と上顎は歯列を介して安定を図るため、歯を失うと正常な状態を保てずにかみ合わせが不安定になっていきます。
歯を失った時の治療法として「入れ歯(部分入れ歯・総入れ歯)」「ブリッジ」「インプラント」の大きく3つの方法があります。
今回は、入れ歯についてのお話です。
入れ歯は失った歯を補って食べられるようにすることだけが役割ではありません。きちんと合った入れ歯をしていれば、口元が引き締まって印象も若々しくなりなどの効果があります。
入れ歯のメリットとデメリットとしては
メリット ①どんな方でも使用出来る
②健康な歯を削る量が少なくて済む
デメリット①物を噛む能力が低下する
(部分入れ歯の場合天然歯の20~30%、総入れ歯の場合10~20%程度)
②かみ合わせが変化し装着が煩わしい
③痛みが出ることがある
があります。
入れ歯はその方の個性や人格を取り戻すための道具ともなりますので、定期的なメンテナンスと日頃のお
手入れをしっかり行いましょう。
2015.08.03
こんにちは♪
名寄市のちば歯科医院です。
名寄は今お祭りの時期で、花火が上がったりしてにぎやかになっています。
今回は、歯周病の症状についてお伝えします。
現在日本人の約70%の方が歯周病にかかっていると言われています。
歯周病は成人だけの病気ではなく、10代から歯周病にかかっている方もいます。
驚きですね!
では、なぜこんなにもの沢山の方が歯周病にかかってしまうのかというと、歯周病は歯と歯茎の間にプラーク(=歯垢)が付着することから始まり、このプラークを毎日の歯磨きで落とせないでいると、気がつかないうちに歯周病が進んでいくのです。
歯周病にも段階があり、歯肉炎、軽度歯周病、中等度歯周病、重度歯周病があります。
歯肉炎、歯周病の初期の段階では治療をすれば完全に治すことができる病気です。なので歯周病は早期発見・早期治療が求められます。
また、歯周病は症状を出さずに進行していきますので、気づいた頃には中等度歯周病以上になっていることがあります。
中等度以上になると進行をくい止める事はできても、完治させることは難しい状態が多いです。
歯を失わないように日頃のブラッシング、歯科医院での定期検診をおすすめいたします。